子育てしていると、どうしても疲れてしまう時は誰にでもあります。
そんなとき、つい「一人になりたい」と感じてしまったことありませんか?
だけど…、子育てに疲れたから一人になりたいと感じてしまうのはわがままなのかも…?と思っていませんか?
実際、知恵袋にもこんな質問があります。

『育児に疲れた、一人の時間が欲しい。』 妻が最近よく口にする言葉です。
〜中略〜ここまで周りに恵まれていてまだ一人の時間が欲しいと思うのはすこしわがまま過ぎだと思いませんか?
そこで、この記事ではこの点についてズバリ回答します。
答えは、「子育てに疲れて一人になりたいと感じることはわがままではない」です。
詳しく見ていきましょう。
「子育てに疲れて一人になりたい」って何?
子育てに疲れた結果、やめたいでもなく、一人になりたいと感じている理由は?
逃げ出したいとか育児をやめたいとかではない
生まれた瞬間から今まで、ずっと突っ走っている状態
だから、育児に疲れて一人になりたいと思うことは決してわがままというわけではありません。
なぜ夫からは「恵まれている」ように見えるのか?
知恵袋の質問主は、「妻が恵まれている」と表現しています。
なぜ「恵まれている」という表現が出てくるのでしょう?
恵まれているという表現が出るには次の2つのSTEPがあります。
- 人間は自分からは見えてないものを正確に評価できない
- 夫は妻の状況を加点方式で考えている
それぞれを詳しく見ていきます。
人間は自分からは見えてないものを正確に評価できない
夫が「ただいまー」と帰ってきたとき、部屋がカオス状態…。
「どうしたの…?」と聞かれても朝から何があってこうなったのかを一から説明するのは難しいです。
そこで、夫はあなたの説明と自分の経験などを合わせて、その状況を推測します。
もちろん、これは逆もまた同じです。
夫が一日仕事をしていて、とても疲れて帰ってきた。
「どうしたの?」と聞いてみると、相当大変な一日だったと話してくれた。
でもあなたは、その夫の大変な一日をリアルに想像することは難しいです。
さきほどと同じように、夫から聞いた状況と自分自身の経験などを合わせて状況を推測します。
そして、この推測には実は落とし穴があって、たいていの人は実際よりも低く見積もって状況を推測するのです。
だから、夫婦といえども、お互いの大変さを正確に評価できていないと言えます。
夫は妻の状況を加点方式で考えている
知恵袋の質問では、このように書かれています。
私は朝早くから働いて夕方帰ってくるのですが、帰宅後は必ず息子とお風呂に入ります。
夕食の準備は私が息子とお風呂に入っている間に妻がしてくれています。 寝かしつけは妻がやっています。〜中略〜
ちなみに妻は息子を連れてよく実家に行ったりしています。夜間授乳の後息子が寝ない時や泣き止まない時は私が寝かしつけたりしています(休日のみ、仕事の日は妻がしっかり寝かしつけてくれています。)ここまで周りに恵まれていてまだ一人の時間が欲しいと思うのはすこしわがまま過ぎだと思いませんか?
この人の言い分はこうです。
これがこの人から見た「妻が周りからサポートされている状況」で、「あれもこれもプラス要素」に見えています。
これが妻の状況を加点方式で見ているということです。
(そもそも足りているか?という議論は一旦、脇に置きます…)
大変さは見えないのに、サポートは見えるという矛盾
あなたが今日という一日をどう過ごしたのか?どう大変だったのか?その過程は夫には見えません。
それなのに、サポートの状況は夫の目から見て、具体的に見えています。
これが、夫婦の認識の食い違いを生んでいる原因です。
ただし、ここで注意したいのは『夫の言う「恵まれている」という評価が間違い』ではないということです。
あくまでも、恵まれているかどうかを外から正確に評価することは難しいというだけのことです。
だからこそ、私はあなたが『子育てに疲れて一人になりたい』と思うような状況を、周りが『恵まれているんだから一人になりたいと思うのはわがまま』と言い切るのは、ちょっと違うかなと感じるわけです。
あなたが一人になりたいと思う気持ちは、そのまま受け止めてしまっていいんだと思います。
でも…
「夫も仕事で疲れてるし……」
「夫も育児をしてくれているし……」
「実家にも頼ってるし……」
「専業主婦だし……」
「他のママたちもやってるし……」
一人になりたいと思ってもいい。そう思っても、色んな「でも……」が出てきちゃいますよね。
「でも夫も仕事で疲れてるし……」
夫は確かに仕事を一日がんばってきてくれています。
当たり前ですが、夫が疲れていることと、あなたが疲れていることは両立します。
夫は疲れているのは間違いないでしょう。
だけど、夫が疲れていることと、あなたが一人になりたいことは、片方しか成立しないという話ではありません。
「でも夫も育児をしてくれているし……」
知恵袋でも、夫は育児に参加していると言っていましたね。
しかし、重要な要素が抜けています。
それがこれです。
夕食の準備は私が息子とお風呂に入っている間に妻がしてくれています。
このように、子どもがあなたの手から離れている間、必ずしも休めているわけではないでしょう。
つまり、あなたの手から育児が離れた瞬間、家事の時間に移行しているわけです。
「でも実家にも頼ってるし……」
この質問者も妻が実家に帰っていると言っていました。
しかし、実家って休まる場所でしょうか?
独身時代であれば、実家に帰ればほぼ100%休まっていたと思います。
でも子どもが生まれてからは変わりませんでしたか?
じじばばたちが子どもに変なものを与えてないか?とか、孫に異様に甘いから目を光らせなきゃとか。
普段の自宅とは違う実家のキッチンで離乳食を準備しなきゃいけないとか。
結局実家に帰るのは、子どもをじじばばに会わせるためであって、決して休まるわけじゃないでしょう。
「でも専業主婦だし……」
専業主婦だからって一人で過ごす時間が多いわけではありません。
全部一人でやらなきゃいけない分、むしろ保育園に行かせるよりも大変なこともあるかもしれません。
- 授乳する
- オムツ替えをする
- 食事を作る
といった、「いわゆる育児」みたいなのはもちろんのこと、
- 吐き戻した衣服を洗濯する(さっき洗濯回したばっかりなのに…)
- 異様にテンションが高いのにお昼寝をさせる
- 料理をしたいのに、「見て」だの「遊ぼ」など言われる
- お散歩から早く帰りたいのに、ずっと蟻を見てる
みたいな、言わば「名もなき育児」だってたくさんあります。
専業主婦だからって時間がたっぷりあるわけじゃないですよね。
「でも他のママたちもやってるし……」
もちろん他のママたちもがんばっています。
だけど、
- キャパはそれぞれ違う
- 他のママの大変さは想像でしかない
という当然のことも考えなきゃいけません。
人それぞれ状況は違うのです。
あなたの「大変」はあなただけのものです。
子育てに疲れたなら一人になりたいと思ってもいい
子育てに疲れた、「一人になりたい」と思った。
今はそれでいいんじゃないでしょうか。
「こんなのはわがままだから」みたいに自分を責めるのは、きっときついはずです。
一人になりたいと思ったっていいんです。
まずは、それを受け入れるところから始めてみましょう。


